4月に奥多摩の御前山に1人で行ったときに思った。絶景の山でないと1人の場合、盛り上りの欠ける!
嫁と山に登り始めたのだけれど、嫁は体力的にキツイのでやめるって言われ、ひとりで登り続けているのだけれど、奥多摩辺りの展望ない山だとイマイチ盛り上がりに欠けてて、意外とキツイので、せっかくの休日登山が修行登山みたいになっているのに気づき始めた。
これは、谷川岳のように交通費かけて名峰に行かなくては!と思い、先々週の乾徳山に続き、今回は南八ヶ岳の編笠山権現岳へ縦走してきました。朝のうち天気は曇り、談合坂辺りは小雨が降り、今日はダメかなぁ?と思いながら来てみると、観音平に着く頃には、雲は残っていたけど、真っ青な青空が見え始め、テンション上がった!来てよかった、、
足に優しい登山道
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南アルプスを背後に、緩やかな登山道を気持ち良く登っていると、休憩してる男性と話していたら、今日の僕の予定と同じルートだとわかって、一緒に行くことになった。
これは後々、1人ではないことはこんなにも心強いことなのか、と実感することになるだけど。
八ヶ岳って雰囲気あって気持ち良いです
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押手川、ここから編笠山方面へ |
ここから、大きめの石がゴロゴロ出てきて急登になってきます。結構息上がって休憩も増える。日曜の昼前もあってか、先の青年小屋でテント泊していた親子や団体さんなどとすれ違う。少しづつ青空が近くなってきたかな?と思っていたら
背後に、富士山と南アルプスが!
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雲多いけど、雨上がりもあって空気が澄んでて景色よかったです。南アルプスの前衛、日向山も見えた。仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、北岳ぐらいはわかったかな?本当行きたいけど、最低2日間は休み確保したいところ。マイカー規制で交通費もかかるので、いろんな意味でハードル高いよな。とりえず日帰り登山がメインです。
このとき、「もう頂上だろう」「もう頂上だろう」と何度も思っていたのを思い出した。山から帰ってくると、キツイかったこと結構忘れている。
良い景色をみると、そんなこと飛んで消えてしまうんだろうな。だからまた行きたくなる。
編笠山頂上!南八ヶ岳ほとんど見えています!
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編笠山、すごいです!位置的に考えれば当然だけれど、富士山始め、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳の面々の大パノラマでした。奥秩父が隠れてるだけで、晴れていれば最高の山だな!ここだけでも結構満足度高いので、青年小屋まで降りたら、巻道で帰っても全然ありだと思います。
富士山が、、
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中央アルプスが遠くに。
お供してくれた方が手前のスキー場辺りが入笠山だと教えてくれた。
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入笠山は、花がたくさんあるらしい。あとここから見えないけど、清里方面にある飯盛山は正面に八ヶ岳が見えるお手軽の山でオススメだとも教えてくれた。聞いてみるとたくさんの山登っていて、いろんなこと教えてくれた。山話できるって、本当楽しい。
北には八ヶ岳の面々が。
左から小さく西、東天狗岳、阿弥陀岳、赤岳。これから登るギボシ、権現岳
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青年小屋からギボシへ一直線の登山道が見える、権現岳はその右だ。 さらに右には帰りのルートに通る三ツ頭も |
青年小屋 |
青年小屋で休憩後、近くの水場の乙女の水へ寄り、いざ権現岳へ。ここで午後1時。1人だと降りる時間だけど、今回2人いるので日が暮れるまで下れればよし。ただこれからの登りが結構こたえた。今まで以上に休憩は増えたかな。年のせいもあるけども、標高の高さも関係してると思う。標高2,400mは超えてるから空気も薄いんじゃないかな?
振り返ってノロシバをみる |
疲れピークなのか、写真撮り忘れてる(笑)。ガレ場で足とられで疲労たまる。でも絶景なので気分が高揚気味。変なテンションになってきてる。
ギボシ、西と東ギボシがあるのだが、西はわからなかったトラバースした上だろう |
これからのギボシの鎖場はここの核心部。
すごそうだけど、そうでもなかった。ここは一般ルート、気をつければ大丈夫。 |
振り返って通ってきたルート。編笠山(2時間前)青年小屋(1時間半前) |
東ギボシへ |
あとは権現岳と思ったら、東ギボシが目の前に。まだ西ギボシ通過しただけだった。稜線沿いに下ってまた登る。縦走なので当たり前だけど。
アルプスってどんな感じなんだろう?いつも思う「このぐらいじゃ、甲斐駒ケ岳は無理?穂高は?」山登りながら、キツイ時いつも頭によぎる。
そうだ聞いてみよう。今日は、お供の人がいる。聞いてみたら「アルプスそんなに登ってないけど、このぐらいだったら、燕岳ぐらいじゃないですか?」と。すいません、燕岳もっと楽かと思っていました。登ってる人あまりにも多いので、楽かと、、。
東ギボシの鎖場の写真撮れ忘れですけど、西より多くて大変だったよな?あんま覚えてないです。夢中だったのかな。
東ギボシ頂上にて絶妙な位置関係の写真がとれた! 阿弥陀岳、硫黄岳、中岳、横岳、赤岳 |
権現岳から赤岳への縦走路 テント担いで行けたらいいのに |
分岐から権現岳は目と鼻の先! |
権現岳から見る赤岳 |
権現岳の頂上写真はなしですけど、そこから見る赤岳の姿に驚いた。
いつも雑誌やらネットで見る赤岳は、細く鋭く尖った赤岳である。天望荘の山小屋からだったり阿弥陀岳からだったりの印象だったから、こんな硬骨な赤岳、写真見せられて何の山?と言われても、当てられなかったかも。
こんなたくましい赤岳発見できたのも、権現岳に来て本当に良かった。いつか近いうちに赤岳に登りたくなったよ。
長い長い下りの終盤にあった水場 |
こんな時間まで山にいたのは久しぶりだった |
三ツ頭を経て観音平の駐車場に帰ってきたのは午後7時ぐらいだった。これが1人だったら焦りまくって、風景を見る余裕なんてなかったと思う。権現岳小屋から駐車場まで誰とも出会わなかったから、余計に怖がっていただろう。
夕暮れ時の山は怖いけど、夕日に彩られいつもと違った山景色が見られ感動してた。「少しでも山を味わいたいじゃないですか!」って言われ、そりゃそうだねぇ〜。1人じゃなきゃやりたいね!
お供してくれた方、一緒に山登りしてくれて感謝です。道中楽しかった〜この後も食事して温泉で解散しました。また登りましょう!
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