2018年4月8日日曜日

丹沢山 大倉よりピストン

2018冬 1.2(火)

 いつの間にか毎年恒例になってきた正月登山は、塔ノ岳。3年目の今年は丹沢山まで足を伸ばしてみた。というか、蛭ヶ岳まで行きたかったのだけど、結果、体力的にも時間的にも無理でした(笑)。
 正月という事もあってご来光登山といきたかったけれど、グダグダで結局は上り途中でご来光になってしまい、相変わらず詰めの甘い自分を、自覚させられた。
 出発時間が朝の5時という所から間違っているんだけど、暗いうちからの登山って初めてだったので足が重かったというか、まぁ怖かったというか、、。

 期待していた他の登山者がほとんどいなく、ヘッドライトで自分の目の前しか灯りのない登山は心細く、いつもより息が上がっていたようだ。


 せめて、花立山荘でご来光を!なんて淡い期待してたが、ペース上がらず堀山あたりで日の出の時間になってしまった。


 今まで暗くて寒い中登ってきたのだが、太陽が照らし始める一瞬だけモルゲンロートっていう真っ赤に染まる景色が広がって、暗い中登ってきた苦労が報われる瞬間だった。


 赤富士って呼べないかもですけど、見事な富士山も見れた!
 風は強くて体感温度は相当低かったけど、太陽に照らされたら、少し暖かく感じてやっぱ「太陽ってすごいなぁ」っと、ありきたりだけど。


 ご来光目的で登山者多いって踏んでいたけど、全然居なかった。あとで知ったけど昨日の元旦は樹氷の中のご来光だったらしく、絶景だったらしい。今日あちこち地面に散らばっていた霜は、樹氷の氷が落ちたものというのもあとで知った。


 日の出の後しばらくは風が強くて、たまらず花立山荘に駆け込んでおしるこで暖をとった。小屋の有り難みを感じますね。外を見ると今日は快晴っぽい。秦野、小田原、真鶴が見える。


 雪少なめだけど、富士の肌がよくわかって、良い感じです!手前は、11月に通った鍋割山稜かな。


 8時30分に塔ノ岳。今までで最高に快晴じゃないですか!


 海も市街地も、そして富士山。塔ノ岳ってこの景色ですよね。人気も頷ける。



 さぁ時間もまだあるので、未踏の丹沢山へ。


 塔ノ岳からすぐだと思っていたけど、長く感じた丹沢山。カレー頂いて帰りますかね。


 蛭ヶ岳はまた次回ですね、もう足がピクピクしているので。
 遠いな〜蛭ヶ岳。西丹沢から檜洞丸、蛭ヶ岳に泊まり、丹沢山、塔ノ岳、大倉へ縦走していた方と話したけど、やっぱ一泊するしかないのかな?景色が良いので、そのぐらいのペースで登った方が楽しめますね。西丹沢自然教室のバスは少ないらしく、縦走するなら、西丹沢自然教室を起点とし、大倉に降ってきた方が良いとすれ違った方が言ってました。


  快晴の中、朝方の登山って気持ち良いですね〜。今年は本当にアルプスに挑戦したいと思っています。テント泊も考えている。どこ行くかは、まだぼんやり考え中ですけど。その前にもうちょっと、体力つけたいところです。





2018年3月21日水曜日

南八ヶ岳 双子山〜大岳〜北横岳

2017秋 10.8(日)

 お馴染みになってきた八ヶ岳でマニアックなルート行こうと、いろいろ調べていたら、双子池〜大岳ルートがなかなかハードなルートらしく、人も少なそうなのでのんびり秋の八ヶ岳を楽しんできた。
 起点として選んだのは、大河原峠。ほとんど群馬だと思われる。そこから蓼科山に向かう人を尻目に、双子山へ軽く登り、一旦、双子池に降り、ゴーロ帯に木が生い茂るすべすべのルート辿り、大岳へ。その後、北横岳へ。そのまま亀甲池へ下り、天祥寺原を通って大河原峠に戻ってくる周回ルート。距離にして約9km。時間は休憩含め7時間弱。標高差も500m無かった。自分としては、軽めの方です。ちょっとすべすべルートにビビっていたんで、軽めに設定しました。


 前日の天気のせいか、スタート地点で雲の上でした。朝方で空気も澄んでいて気持ち良かった!すぐに双子山到着。


 振り向けば、蓼科山。ほとんどの人がそちらに向かっていた。その左には北アルプスであろう。来年こそは、初アルプスに行きたい。


 双子山から双子池への下る。双子山周辺はこの様な笹が多い茂っているのですが、夜露がついいていて、びしょ濡れになります。これだけのためにカッパ羽織るのもなんなんで、少しの撥水効果のウエアなどはこういう時に役に立つという事に初めて気付いた!今までは、ユニクロなどで誤魔化してきたのだけど、意味があるんだな、と。



 ほどなく、双子池。小屋もあり、トイレもあり。


 すぐ横に、もう一つの池。こちらでテント張れるみたい。


 少し休憩して、いざ大岳へ!いきなり雰囲気の良い道!なんか登山してるって気分!


 例のハードなルートに突入したのですが、1~2m級の岩がゴロゴロ積み重なっていて、その上を手足使ってよじ登り、間を飛び越え、夜露のせいか滑りまくるのでしゃがんで降りたり、とそんな感じが大岳まで2時間続きます。岩の隙間に落ちて打撲や骨折したら、まちがいなく救助要請になるだろう。そんな事考えてたら怖くなってきた。
 実際、あまり人に会わなかったです。ソロの男性の方とすれ違ったのですが、「天狗の露地というところまで行ったんだけど、怖くなって引き返してきた」という事言ってた。確かにこんな緊張強いられるルートが2時間続くのは、嫌だよな。


 慎重に無我夢中で行く事1時間弱、大岳までの中間地点であろう天狗の露地に到着。ちょっと広くなっているので、休憩にもってこいです。さすがにちょっと疲れた。


 さっき登った双子山が見える。その左下がスタート地点の大河原峠だろう。快晴もあって、今までの八ヶ岳登山の中では日曜なのに、ほんと静かな登山だ。気持ち良い。人少ない快晴の登山って最高だな。



 さらに1時間くらいかけて同じ様な道を黙々と登ってくると大岳の分岐。ここから大岳までのピストンになる。


 10分ほどで開けた岩場の大岳頂上に着きます。お昼にするには眺めの良い所でした。


 あとは北横岳へ。だんだん人が増えてきた。北横のついでに大岳に来る人は多そうです。自分は子供連れて、大岳から双子池まで行ける気がしないですけど、一組ほどいたかな、子連れの方が。
 で、北横岳到着〜って人多すぎ!スニーカーの方もいる。ドローンも飛んでいる!(良いのか!?)お昼時のせいか大変賑わっていました!そりゃそうですよね、ロープウェイで気軽に八ヶ岳に登れるんですから。前半からのギャップにちょっとびっくりでした。
 人の少なそうな所にでこっそりの昼食摂って、亀甲池までグッと下り、後は黄金色の草原の天祥寺原をハイキングしてる様なかんじで終了〜


 変化の飛んだルートで十分楽しめました。時間あるときに双子池で、ひっそりテント泊して夜空でも堪能してみたいな。




2018年3月11日日曜日

天狗岳 南八ヶ岳

2017夏 9.10(日)


 2年前の2015年以来2度目の天狗岳。今回は桜平からのルートで、上の画像の白い稜線から登るという前回の願望を叶えに行ったようなもの。
 2017年は編笠山から始まり八ヶ岳制覇したい目標はかなわなかったけど、2年前の目標は達成できたので満足、満足。


桜平の駐車場は、上、中、下と3つありましたが、上と中は近いけど下の駐車場は結構手前の様でした。赤岳の時の行者小屋までの登山道を彷彿させる道から始まりです。


 夏沢鉱泉を過ぎ、オーレン小屋です。天気も良くたくさんの人が休憩していました。小屋に顔出し、これから天狗行ってできれば硫黄岳に行きたいと伝えると、「ちょっときついじゃないか」みたいなこと言われた(笑)。結果、天狗岳で精一杯でしたけど、、
 すぐ出発してちょっと頭痛が気になったけど。でも、根石岳手前で一気に景色が変わる!


手前の根石岳で東天狗岳は見えないけど、西天狗岳は捕らえました。今日の目標はあそこ!
 風の通り道なのか、天狗岳まで非常に強かった。根石岳山荘で水補給。根石岳までのザレた所はコマクサの群生地で9月でしたけど、少しだけ咲き残っていました。



 前にから歩いてみたいと思っていた稜線だけど、風強すぎで早く頂上への気持ちの方が強かった。


東天狗岳より振り返り、根石岳から伸びる道。奥には硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳が意外に遠くに感じる。



 反対方面の北側には蓼科山が雲隠れ。天狗岳の周りは開けていて天気いい日には遠くまで見渡せます!


 そして西側方面にはこれからの登る西天狗岳。所要時間20分のコースタイムだそう。いつも思うのだが、あんな急斜面登れる?と思うのだが、行けてしまうのだから不思議です。阿弥陀岳の時は本当に急でしたけど!


 無事、西天狗岳まで行き、帰りの東天狗岳。本当に綺麗ですね。やっぱ八ヶ岳クラスは稜線の美しさに惚れ惚れしてしまう。アルプスに行ったらどうなるやら。
 帰りは、箕冠山分岐から夏沢峠経由で帰りました。



 終始頭痛でぼーっとしていたけど、上の写真の様に八ヶ岳は最初から癒される登山道で気軽に行ける(冬以外)ので、また行くぞ!

2017年6月23日金曜日

編笠山〜権現岳

2017春 5.28(日)

 4月に奥多摩の御前山に1人で行ったときに思った。絶景の山でないと1人の場合、盛り上りの欠ける!

 嫁と山に登り始めたのだけれど、嫁は体力的にキツイのでやめるって言われ、ひとりで登り続けているのだけれど、奥多摩辺りの展望ない山だとイマイチ盛り上がりに欠けてて、意外とキツイので、せっかくの休日登山が修行登山みたいになっているのに気づき始めた。

 これは、谷川岳のように交通費かけて名峰に行かなくては!と思い、先々週の乾徳山に続き、今回は南八ヶ岳の編笠山権現岳へ縦走してきました。朝のうち天気は曇り、談合坂辺りは小雨が降り、今日はダメかなぁ?と思いながら来てみると、観音平に着く頃には、雲は残っていたけど、真っ青な青空が見え始め、テンション上がった!来てよかった、、



足に優しい登山道

 南アルプスを背後に、緩やかな登山道を気持ち良く登っていると、休憩してる男性と話していたら、今日の僕の予定と同じルートだとわかって、一緒に行くことになった。
 これは後々、1人ではないことはこんなにも心強いことなのか、と実感することになるだけど。

八ヶ岳って雰囲気あって気持ち良いです


押手川、ここから編笠山方面へ

 ここから、大きめの石がゴロゴロ出てきて急登になってきます。結構息上がって休憩も増える。日曜の昼前もあってか、先の青年小屋でテント泊していた親子や団体さんなどとすれ違う。少しづつ青空が近くなってきたかな?と思っていたら

背後に、富士山と南アルプスが!

 雲多いけど、雨上がりもあって空気が澄んでて景色よかったです。南アルプスの前衛、日向山も見えた。仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、北岳ぐらいはわかったかな?本当行きたいけど、最低2日間は休み確保したいところ。マイカー規制で交通費もかかるので、いろんな意味でハードル高いよな。とりえず日帰り登山がメインです。
 このとき、「もう頂上だろう」「もう頂上だろう」と何度も思っていたのを思い出した。山から帰ってくると、キツイかったこと結構忘れている。
 良い景色をみると、そんなこと飛んで消えてしまうんだろうな。だからまた行きたくなる。

編笠山頂上!南八ヶ岳ほとんど見えています!


 編笠山、すごいです!位置的に考えれば当然だけれど、富士山始め、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳の面々の大パノラマでした。奥秩父が隠れてるだけで、晴れていれば最高の山だな!ここだけでも結構満足度高いので、青年小屋まで降りたら、巻道で帰っても全然ありだと思います。

富士山が、、

中央アルプスが遠くに。
お供してくれた方が手前のスキー場辺りが入笠山だと教えてくれた。

 入笠山は、花がたくさんあるらしい。あとここから見えないけど、清里方面にある飯盛山は正面に八ヶ岳が見えるお手軽の山でオススメだとも教えてくれた。聞いてみるとたくさんの山登っていて、いろんなこと教えてくれた。山話できるって、本当楽しい。

北には八ヶ岳の面々が。
左から小さく西、東天狗岳、阿弥陀岳、赤岳。これから登るギボシ、権現岳

青年小屋からギボシへ一直線の登山道が見える、権現岳はその右だ。
さらに右には帰りのルートに通る三ツ頭も
青年小屋
 青年小屋で休憩後、近くの水場の乙女の水へ寄り、いざ権現岳へ。ここで午後1時。1人だと降りる時間だけど、今回2人いるので日が暮れるまで下れればよし。ただこれからの登りが結構こたえた。今まで以上に休憩は増えたかな。年のせいもあるけども、標高の高さも関係してると思う。標高2,400mは超えてるから空気も薄いんじゃないかな?
振り返ってノロシバをみる
 疲れピークなのか、写真撮り忘れてる(笑)。ガレ場で足とられで疲労たまる。でも絶景なので気分が高揚気味。変なテンションになってきてる。

ギボシ、西と東ギボシがあるのだが、西はわからなかったトラバースした上だろう

 これからのギボシの鎖場はここの核心部。

すごそうだけど、そうでもなかった。ここは一般ルート、気をつければ大丈夫。

振り返って通ってきたルート。編笠山(2時間前)青年小屋(1時間半前)
東ギボシへ
 あとは権現岳と思ったら、東ギボシが目の前に。まだ西ギボシ通過しただけだった。稜線沿いに下ってまた登る。縦走なので当たり前だけど。
 アルプスってどんな感じなんだろう?いつも思う「このぐらいじゃ、甲斐駒ケ岳は無理?穂高は?」山登りながら、キツイ時いつも頭によぎる。
 そうだ聞いてみよう。今日は、お供の人がいる。聞いてみたら「アルプスそんなに登ってないけど、このぐらいだったら、燕岳ぐらいじゃないですか?」と。すいません、燕岳もっと楽かと思っていました。登ってる人あまりにも多いので、楽かと、、。

 東ギボシの鎖場の写真撮れ忘れですけど、西より多くて大変だったよな?あんま覚えてないです。夢中だったのかな。

東ギボシ頂上にて絶妙な位置関係の写真がとれた!
阿弥陀岳、硫黄岳、中岳、横岳、赤岳
権現岳から赤岳への縦走路
テント担いで行けたらいいのに
分岐から権現岳は目と鼻の先!

権現岳から見る赤岳
 権現岳の頂上写真はなしですけど、そこから見る赤岳の姿に驚いた。
 いつも雑誌やらネットで見る赤岳は、細く鋭く尖った赤岳である。天望荘の山小屋からだったり阿弥陀岳からだったりの印象だったから、こんな硬骨な赤岳、写真見せられて何の山?と言われても、当てられなかったかも。
 こんなたくましい赤岳発見できたのも、権現岳に来て本当に良かった。いつか近いうちに赤岳に登りたくなったよ。

長い長い下りの終盤にあった水場
こんな時間まで山にいたのは久しぶりだった
 三ツ頭を経て観音平の駐車場に帰ってきたのは午後7時ぐらいだった。これが1人だったら焦りまくって、風景を見る余裕なんてなかったと思う。権現岳小屋から駐車場まで誰とも出会わなかったから、余計に怖がっていただろう。
 夕暮れ時の山は怖いけど、夕日に彩られいつもと違った山景色が見られ感動してた。「少しでも山を味わいたいじゃないですか!」って言われ、そりゃそうだねぇ〜。1人じゃなきゃやりたいね!
 お供してくれた方、一緒に山登りしてくれて感謝です。道中楽しかった〜この後も食事して温泉で解散しました。また登りましょう!